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2013/12/03 雑談

“癒し”を求めて

“癒し”を求めて

年もいよいよ押し詰まり、今年も残すところ1ヶ月となりました。
皆様、年末の多忙な業務でお疲れのことと存じます。

朝、布団から出るのが辛いのかもしれません。

厳しい上司に叱咤され、落ち込んでいるのかもしれません。

部下に倍返しされ、辛酸を舐めているのかもしれません。

わかります。

今、皆様が癒しを求めていること。

IT化により、目まぐるしく進化し続ける現代においては、社会のスピード自体がストレスになるという話も耳にします。
誰もが癒しを求める時代なのです。



はて。癒しとは何か。
私はこの問いの答えを探し続けて参りました。

来る日も、

来る日も。

そして、ついにその答えを見つけました。



癒しとはナマズでした。



世界に2000種類以上存在するといわれるナマズ。
その内の200種類以上を占めるコリドラス。
その美しい容姿や、チャーミングに遊泳する姿に魅了され、そこに真の癒しを見つけたのです。

さて、本日はコリドラス水槽の立ち上げ(現行水槽からの移動)の様子をご紹介したいと思います。


今回新たに購入した水槽のサイズはW60*D45*H36。
現行の水槽サイズW60*D30*H36では物足りず、90cm水槽(W90*D45*H45)は大きすぎて置けない私の需要にあったちょうどいいサイズになります。
サイズの数値を見ても実感がわかないと思いますが、現行の水槽と比べ、かなり大きいです。
このサイズになると、水槽だけで20kg、これに90ℓの水が入るので、総重量は100kgを超えます。
いざ実物を目にすると、床荷体重や換水の苦労に不安を感じますが、買ってしまった以上あとにはひけません。

コリドラスの楽園を築くため。
心を静め、まずは水槽の洗浄とバックスクリーン貼りを敢行します。

水槽を風呂場へ運び、シャワーとメラミンスポンジで洗います。
よく拭いた後、緑の塩ビシートを水槽のサイズに合わせてカットし、テープで端を止めます。
(節約と張り替えの容易さを考慮し、簡易なものにしています)

次に水槽台の設置をします。
部屋の床が斜めになっている為、水槽台の足に新聞等をつめて水平になるよう調整します。
水槽に少し水を張って、水平を微調整するのがベストですが、時間も手間もかかるのでざっくり調整します。

そして、いよいよ水槽を載せます。
4畳半の部屋にはとても大きい。

ここから水槽内のレイアウトをしていきます。
以下3点だけ気をつけて組んでいきます。
1.床面積を広く残す
2.十分な隠れ家の確保
3.前面に広い遊泳スペース

レイアウト素材は凸凹ロック(人工石)と、現行水槽で使用中の流木を使います。
水草活着済みの素材を使用するため、長考は禁物のスピード勝負です。水草達が乾燥して枯れる前に終わらせなければなりません。
(丈夫な陰性水草のみだからこそできる荒業ですが、水草に付着した苔が乾燥で枯れてくれるので、一石二鳥です。)

試行錯誤すること15分。
中央の流木がいまいち納得いかないですが、時間もないのでとりあえずこれでいきます。
水草が育ってくればいい感じになります。きっと。

次に、底砂を敷きたかったのですが、底砂も現行水槽から転用するので、現行水槽の掃除後になります。先にヒーター、フィルター、ライトを取り付け、水を張ります。
水を張ると右側の流木が浮いてきてしまったので、石を乗せて強引に沈んでもらいました。

ここで、水の生物濾過による浄化作用について簡単に説明します。
魚のエサやフンはバクテリアにより、アンモニア→亜硝酸→硝酸塩へと分解されます。
アンモニアや亜硝酸は毒性が高く、硝酸塩は無害ですが、溜まってくると有害になる為、水草に吸収してもらう、あるいは換水をして取り除きます。
この生物濾過システムの構築と、物理濾過を行うためにフィルターを設置し、1~2ヶ月程度で水が出来上がります。

今回は現行水槽からの移動の為、既に出来上がっている水ごと移動しました。
フィルターはエーハイムの外部フィルター2073を使用し、ろ材はメック1.5L(物理濾過用)、サブスト3L(生物濾過用)という構成です。
予め現行の水槽で2ヶ月弱回していたので、バクテリアもばっちり繁殖しているはずです。

コリドラス達も移動し、最後に底砂を入れるという順序になった為、前面に砂が山盛りですが、コリドラス達が徐々にならしてくれるでしょう。
この日は時計が朝3:30を指していたのでここで終了です。

日後、新コリドラス水槽の立ち上げを祝福するかのように、アヌビアス・バルテリーの花が咲きました。
水中育成で咲くのは珍しいらしいです。
また、陰性水草だけとはいえ30W1灯では弱すぎと思い直し、同じライトを1つ追加しました。2つ合わせて60Wです。
ライトを増やすと水草が育ちやすくなりますが、苔が発生し易くなるという諸刃の刃でもあります。
そして、財布が軽くなります。

数日後、右の流木が沈むようになったので石を取り除き、ついでに水草の追加や移動をしました。
とりあえずこれで立ち上げ完了とし、しばらくこのまま運用しようと思います。

・・・その夜部屋に戻ると、、

む?

ここにも

そこにも

あそこにも卵が産み付けられています。

犯人を探すべく水槽をしばらく観察していると、ベネズエラオレンジ夫妻が熱心に産卵行動をしていることがわかりました。
この後も卵を生み続け、全部で150~200個の卵を産み付けました。
頑張りすぎです。。

これからも日々イベントやトラブルがあると思いますが、少しづつコリドラスにとって住みやすく、見るものが癒やされるような環境を作っていきたいと思います。
興味のある方はぜひチャレンジして癒されてください。

最後に少しだけ我が家のコリドラスを紹介します。

コリドラス・ステルバイ

私が初めて飼った熱帯魚で、コリドラスの魅力を十二分に教えてくれました。
美しいスポット模様と綺麗なオレンジ色の腹鰭が特徴的です。値段と美しさを考慮すると、一番コストパフォーマンスの高い、お勧めのコリドラスです。

コリドラス・パラレルス(コルレア)

白い地肌に2本の綺麗なラインが入り、個体によってはブラックトップの背鰭を持つ、とても美しいコリドラスです。
欠点は模様や体系の整った美しい個体と、反対に柄が乱れた個体とかなりの差があること。また、高額なため手を出しにくいです。

それでは皆様、これから益々寒い日が続きますが、お体に気をつけてお過ごしください。

----- 魚 -----
コリドラス・ステルバイ×4
コリドラス・ベネズエラオレンジ×2
コリドラス・パラレルス×3
コリドラス・パンダ×3
コリドラス・コンコロール×1
コリドラス・アドルフォイ×1
オトシンネグロ×2
サイアミーズ・フライングフォックス×1
ブラックモーリー×1
ランプアイ×1

----- エビ -----
ヤマトヌマエビ×10

----- 貝 -----
ピンクラムズホーン×たくさん

----- 水草 -----
ミクロソリウム・セミナローリーフ
ミクロソリウム・本ナローリーフ
ミクロソリウムsp.バリ スモール十字
ボルビティス・ヒュデロッティ
アヌビアス・ナナ
アヌビアス・ナナ・ゴールデン
アヌビアス・ナナ・プチ
アヌビアス・バルテリー
ブセファランドラ・クダガン
南米ウィローモス
フレームモス

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